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「天を地を」(14)

「宇宙人の前で失禁した初めての人間」

なんて、文献に載るのはイヤだわ。

「ねえ、ヤウル。このことは絶対誰にも言わないでね」

「分っておる」

良かった。

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テーマ : ライトノベル
ジャンル : 小説・文学

「天を地を」(13)

「地球のおなごはやさしいと聞いておったのだが……」

ヤウルがわたしを不審そうに見ているわ。

別にこっちは宇宙人の花嫁になんかなる気はないけど、

あんな目で見られたら悔しいじゃない。

よおし。見ておれ。

つねった腕にそっと手を添えて、軽く上目遣いした。

「ご、ごめんなさい、ヤウルッ……痛かったでしょう?

あ、あのね、宇宙人のあなたは知らないでしょうけど、

地球では、ビックリしたときにこうやって本当かどうかを確かめる風習があるのよ。

あんまり急に結婚なんて言い出すから、

ビックリしちゃったの」

ヤウルの表情が止まったようだった。

何かを計算する機械のようなこの感じ、洞窟でもあったわ。

一体なんなの? ちょっと気味が悪い……。

「なるほど。確かにそういう記述がある」

「はぁ?」

「拙者のここには――」ヤウルが自分の頭を指した。

「地球上の文献がぎっしり詰まっておるのじゃ。ある大衆文学には、

浮気の現場を見てしまった奥方が、なるほど、自分の頬を摘まんで

事実だと認識する場面があるのう。」

記述って、一体どんな本見て言ってるんだろ。

「しかしまた別の本によれば、つねる場所がちと違っておる。

それによると、つねられて興奮してくるとあるが、姫。興奮したのか?」

「し、してないわよっ!」

そして私の膀胱は限界を迎えたのであった。

ああうー。

 

(気晴らしに書きに来ました。こんなヘンテコ更新、笑おうね)

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『天を地を』(12)

「姫。よく似合っている」

あうあうあー。^б▽б^

やだ、ヤウルったら、当たり前でしょ。

私達が立っていたのは、無機質な宇宙船の中なんかじゃなくて、

周りを石垣に取りかまれた花園だったの。

あたり一面が花の海のよう。いい香り、これはアイリスかしら。

大きな噴水。その真ん中で天使の彫像が小さな羽根で飛んでいる。

えっ?! うそ、あの天使、本当に生きている……あっ!

そういえばわたし、トイレに行きたかったんだわ!

 

「ねぇ、ヤウル! あの、あのぅ……なんていうか」

恥ずかしくってトイレっていえないわ。

「姫、さあ手を……」

あーん、手ーっ、うれしーっ!

ってちょっと待った! いいのか自分。このままでいいのか?

こいつは怪しい宇宙人なんだぞ。

あの不味いお茶は何だったのか聞いてからでも遅くはないぞ。

出しかけた手を引っ込めた。

 

「ね、ねぇ、ヤウル。さっきのあのお茶、なんだったの?」

「惚れ薬じゃ」

「イッ?!」

「胃薬ではござらん。惚れ薬と申したのじゃ」

「ほっ、惚れ薬ィ?!」

 

なにそれっ。宇宙人ともあろうものが、そんなセコイ手を使ってもいいの!?

そんなもので人の心を操ろうなんて中世の魔女並みだわ。

第一、そんなもの使わなきゃならない理由はただひとーつ!

こいつの正体がひどいからに決まってる!!

このきれいな顔の仮面の下にはどんな不細工な顔が……

「いたたたっ! これ、何をするのじゃ!」

「ご、ごめんなさいっ!」

あー、おでこの生え際、血が出ちゃったみたい……赤い。

ま、一応、顔は本物のようね。 

ヤウルはどこから取り出したのか、器用な手つきで絆創膏を貼っていた。

「何のためにそんなものを飲ませたの?」

「これは飲み物ではござらぬ。見てのとおり、張り薬じゃ」

「そうじゃなくて惚れ薬!」

ヤウルはわざとらしく、上目遣いで顔をしかめた。

「イタタタ、地球人の女は意外と力があるのう……」

「ちょっと! ちゃんと質問に答えなさいよね」

ごまかすなんて、なんて卑怯なヤツなの。

宇宙人の風上にも置けないわ。

宇宙人の風下がどんなヤツかは知らないけど。

私のヤウルへの評価が急降下していった。

「正直に言おう。拙者がそちを嫁に取ると決めたからに他ならぬ」

あうー。

い、いきなりそういうこと言うかな。不意打ちとはこれまた卑怯。

冷静になりかけた私のハートが、

またもやロマンチックな鼓動を刻み始めた。

あ。これってもしかして、薬のせい?

だめだ。もうだめ。これ以上わたし、立っていられない。

急ににひざの力が抜けて、その場にへたり込んでしまった。

ほんの少し前まで、わたしは普通の悩める女子高生だったのに、

いまや宇宙人の花嫁候補?!

でも何だか、素直に喜べない。

はっ、もしやこれ、夢オチってヤツ?

「いてててっ! やめてくだされ、姫!」

あ、つねるとこ間違っちゃった。

あイター。どうやら夢じゃなさそうね。

 

(うーん。まだ終わんない、も少し)

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『天を地を』(11)

私は、まぶたに光が当たっているのを感じた。

まだいきてるのかしら。それとも天国?

銀色の宇宙人に取り囲まれていたりして。 

はっ、もしやこのまぶしい光は手術台のライト……

イヤよそんなの!

目を閉じたまま、口の中にわずかに残る苦さを呑み込むと

ゴクリと大きな音がしてビクッとした。

気付かれたかしら?

頭の中の映像は、灰色でのっぺりしたもの達がグッと近付き

すぐそばでゆらゆらと覗き込んでくるところ。

やつらは気配を消すのなんてお手のもの……。

ヤウルがいきなり目の前に現れた事を思い出し、ゾッとした。

そうよ、そうだわ。

こっそり近付こうなんて考えるのは、

何か悪巧みがあったからよ。

わざとらしく下着なんか持っちゃって、

あれはわたしの気をそらすためだったに違いないわ。

変な格好も、時代がかった言葉も、きれいな顔も、素敵な声も、優しい笑顔も……。

なっ、何よ何よ! 

ヤウルなんて!

ヤウルなんて……。

ただの変態宇宙人??

だめ。何も考えられない。

 

じっとしたまま気を失った振りをするのに、そろそろ疲れてきた。

固い台に当たる背中がいたい。

宇宙人って、ひどくない?

何の罪もないわたしにこんな仕打ち。

もう我慢できないわ!

眩しさを避けるようにゆっくりと顔を傾け、片目をそっと開けてみた。

……あ?

両目を開けて、身体を起こし、そっと立ち上がって、

くるりと回ってみた。

だって私、ウエディングドレス着てるんだもの。

「姫。よく似合うぞ」

「ヤウル……」

 

(あれまー。も少しいこか。語彙が少なくってすみませんニャ)

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『天を地を』(10)

「んっ……!!」

く、口移しっ……うげー。

何だこれ、苦い……。

この世のものとは思えないほど不味いお茶。思わずしかめ面しちゃったわ。

薄目を開けたらヤウルも薄目を明けていた。

はっ! このお茶まさか……毒。

宇宙人が淹れたお茶だもの、何が入っていたっておかしくないわよ。

やだ、心臓が速い。何だか息苦しい!

わたしを殺してどうする?……人体実験、

いや、身体に乗り移って地球人に成りすまし……何するんだろ。

このまま死ぬのかも知れない……天国でママに会えるかな

あ、本格的に苦しい。

いや! まだ死にたくない! 誰か、助けて!!

くちびるをふさがれたまま、わたしは気が遠くなっていった。

 

 (もちっといく)

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えめる。

Author:えめる。
ネコの心のえめる。です。
同じ名前の人がいつの間にか
チラホラいるようなので
。を付けました

ねこ人間のプロトタイプ
品質最低で^・ω・^すまんね。
いちおう言っとくけど
永遠の22歳ニャからね。
ハートがっ。


ちなみに脳内は5才くらい
ほんとすまんね。

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