スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「天使の花はしご」(32の続)

えめるの初夢は殺人事件。いったい何の暗示ですか?

 

(前のお話32へ)

天使は気を失っているあいだに、夢を見ました。

 夢の中で、天使の翼を持ったフィズとともに大空を飛んでいるのでした。

「ジュリ、こっちよ、ほら早く。誕生パーティーが始まる前に花束をこしらえなくっちゃ」

 天使はジュリと呼ばれ、嬉しさで胸が一杯になりました。

それはいつか彼女がつけてくれた二人だけに通じる名前です。

(ああよかった。フィズがあんなに楽しそう。でもだれの誕生日だっけ……)

突然真っ白のユリの花束が、目の前に差し出されました。

「お誕生日おめでとう、ジュリ」

「ありがとう」

 自分の口から出たその声は、いつものソプラノではなく、男性の低い声でした。

花束を受け取ろうと伸ばした手は大きくて、太陽にさらされた皮膚が浅黒くみえます。

(これは誰の体?)無邪気な心が焦りました。

「ジュリ。どうしたの?みんなが待ってるわ」

 そこには懐かしい天国の仲間達の姿がありました。

そのうちのひとりが進み出てきました。天使塾でいつも一緒だったペネムです。

これでもう、ずっと地上にいられるんだ、良かったじゃないか! 結婚おめでとう!」

  まわりが一斉に沸き立ちました。

いつの間にかウエディングドレス姿のフィズが腕に寄り添って、幸せそうに微笑んでいます。

ああそうか、これが人間になるってことなんだと、

天使は不思議に納得し、とても暖かい気持ちになるでした。

 

(次のお話33へ)

関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 自作連載ファンタジー小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

Re: タイトルなし

>>チャンさーん

はうう。そうですねー。単純にこのとおりになっちゃったら、
それでも許してくれますか?

あ。いまねー、「そんなのひねりがなくてツマラナ過ぎだニャなー」と
読者のオネコが言ってる。
「だって、結末をここで見せるなんて違反でしょッ!!」
だそうです(苦笑)

夢の話と現実がどのようにクロスしていきますか…

ポニョ~ヾ(´~`)ゞ

>>いき♂さーん

いらっしゃーイ。頑張って書きましたー。
どんどん書いて、文を書くことに慣れようと思うのニャ。
でもついつい考えすぎて、何時間もたっちゃったりします。
今は、とりあえず書き進めることをやってみてるの。
えめるも続きが知りたいよぉ(笑)

あっりがとーっ!

お休みしている間に大分進んでいるね!
一気読み~♪

天使が人間に!?
うあー。続き読みたいよぉ……
sidetitleこういうものですsidetitle

えめる。

Author:えめる。
ネコの心のえめる。です。
同じ名前の人がいつの間にか
チラホラいるようなので
。を付けました

ねこ人間のプロトタイプ
品質最低で^・ω・^すまんね。
いちおう言っとくけど
永遠の22歳ニャからね。
ハートがっ。


ちなみに脳内は5才くらい
ほんとすまんね。

sidetitle最新記事sidetitle
sidetitle最新コメントsidetitle
sidetitle話題分けてみたsidetitle
sidetitleつながりsidetitle
sidetitle素敵な生きものsidetitle

presented by 地球の名言
sidetitle月別アーカイブsidetitle
sidetitleRSSってなに?sidetitle
sidetitleなにげにsidetitle
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。