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「天使の花はしご」(58)

(前のお話57へ) (モクジ君)

ジュリは元天使。ここではジャンと名乗っています。

 ジュリは注がれたスープを一気に飲み干しました。

琥珀色の液体がジュリの体を芯から温めてくれます。

 ジョアンナは、ジュリに微笑んだまま言いました。

「マーリン、ジャンさんにお替りを差し上げてね。メインのお皿もすぐにお願い」

 ジュリは運ばれてきた皿を、次から次へと平らげていきます。

ジョアンナは途中で食事の手を止め、その見事な食べっぷり眺めました。

肉の最後の一切れが彼の口の中に放り込まれると、

「よかったらこれもどうぞ。私はもうお腹一杯」

自分の皿をジュリの前に差し出しました。

まるで新しい楽しみを見つけた子どものように嬉しそうに。

 ジュリは、デザートの焼き菓子を紅茶で流し込もうとしたとき、

夫人のやや落ち窪んだ眼の奥から強い好奇心が光っているのに気が付きました。

――グレンドリン伯爵の愛人。

 ジュリは、胸の奥にかすかなざわめきを感じました。

それはグレンドリン伯爵が花を乱暴に扱った時の憤りや、

産まれることなく天国へと帰っていった小さなタマシイへの

かすかな憐憫と安堵の気持ちを思い出させましたが、

それとは別のところで沸き起こったさざ波は、

灰色のどろりとしたものに包まれて姿を見せず、

でも強い存在感でジュリの心を惹きつけるのでした。

 (続く58の続へ)

 

 

 また自分の首を絞める最後の一文を書いてしまった。

くそっ! 負けニャイもんッ! 

いったい、何を感じてるのさーージュリさんーー????

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テーマ : 自作連載小説
ジャンル : 小説・文学

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非公開コメント

おへんじ。チャンさーん。

いらっはい。そうなのニャね、もうどろどろ~。うはー面倒。
んで、何がどろどろなのこれ?
^・ω・^ん? ←左脳の働く気配なし

ふうむ・・・
食欲の方が勝ってるんですね
でも、過去の記憶がドロドロと・・・
sidetitleこういうものですsidetitle

えめる。

Author:えめる。
ネコの心のえめる。です。
同じ名前の人がいつの間にか
チラホラいるようなので
。を付けました

ねこ人間のプロトタイプ
品質最低で^・ω・^すまんね。
いちおう言っとくけど
永遠の22歳ニャからね。
ハートがっ。


ちなみに脳内は5才くらい
ほんとすまんね。

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