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「女子高生探偵トミー」2

 依頼人の奥さんの浮気相手が、うちの高校の教師だっていうの。(前のお話1へ)

+++

 アタシは事務所に帰ると、週刊誌を顔に載せて椅子の上でふんぞり

って寝ている所長を横目に、勢いよく窓を開けた。

「んがッ?!」

 驚いた渡貫(わたぬき)所長の顔から雑誌が落ちて、どんぐり眼がこっちを見た。

この顔は嫌いじゃない。むしろ可愛くて好きだ。

「なんだ、君か。脅かさないでくれよ」

 そういったときにはもう何時もの冷静な表情に戻ってしまったけど……。

「仕事中に寝ているほうが悪いんです。そんれより所長。ちょっとこの写真、

見てくださいよ。お笑いの足立夕豆子ソックリなんですから」

「なんだ、どんな美人かと思ったら、ユズッチかよ」

 渡貫所長は頭をぼりぼり掻きながら写真を受け取った。

初めはつまらなそうに見ていた所長の両目が、急に見開かれた。

「トミー君!」

「は、はいっ!」

「一体これは何だね?!」

「で、ですから、お笑いでイジラレ役のユズッチ――」

「そんなことはどうでもいい。それより後ろに写っている、こ・れ・は、

どういうことかと聞いているんだよ!」

 所長がスチール机の上で、写真にビシッと指を立てた。

アタシは慌ててメガネを押さえながら眼を近づけ、

「あのぉ……所長。大変申し訳ありませんが、その指魚肉ソーセージの

ような指、どかして頂けませんか」

 そうなのだ。渡貫所長は顔こそ人も羨むイケメンなのだが、

学生時代にラグビーで鍛えたゴごつい体は、最近ちょっとダブつき気味。

毎晩お酒ばっかり飲んでいるに違いない。二ヶ月ほど前に別れた彼女の

ことが尾を引いているのだと、アタシは睨んでいる。

 所長が決まり悪そうに唸って手を引いた写真をよく見たアタシは、

思わず叫んでしまった。そこに写っていたのは……。

(続く)

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テーマ : 自作小説
ジャンル : 小説・文学

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非公開コメント

おへんじ。

>>チャンさーん

さあ一体なにが写っていたのでしょうね~。
私も知りたいです……。
こういう推理ものは、設定をきちんと作らないと
確実に破綻するでしょうから、
事件の真相を思いつくまで、進みそうにないんです。
楽しみにしていただいたのに、ごめんなさい。
あらすじを前もって作ることをやろうと思って
書き始めたんですが、相変わらず……トホホなのです。

No title

写真には…
幽霊?
消えかけ?
思わぬものですか?
まて来週のお楽しみ~♪
ううむ…待てませぬなあv-222
早く教えてくだされv-222
sidetitleこういうものですsidetitle

えめる。

Author:えめる。
ネコの心のえめる。です。
同じ名前の人がいつの間にか
チラホラいるようなので
。を付けました

ねこ人間のプロトタイプ
品質最低で^・ω・^すまんね。
いちおう言っとくけど
永遠の22歳ニャからね。
ハートがっ。


ちなみに脳内は5才くらい
ほんとすまんね。

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