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天の川ニャな……。

大好きだったおじいちゃんは、
えめるが5歳の冬に旅行先の温泉でなくなりました。

よく覚えてるよ。
最後の会話もね。

「お土産なにがほしい?」
「着せ替え人形のお洋服」
「そういうのはないかもしれないなぁ。もし売ってたら買ってくるよ」
「うん」

階段3段あがったところから、いってらっしゃいって言ったんだよ。
寂しいから、階段のところから顔出して。
木の香りのする、新しいおうち。
きのにおいと手触り……。オレンジがかったヒノキの彩り。

あの日の朝が最後の朝。
その後のことも、昨日のことのように思い出せるの。


おばあちゃんが、冷たくなって帰ってきたカラダに、泣き伏した場面も。
居間に寝かせた、その姿も。
経帷子を着せて、色んなものをそばに置いたことも。

指輪はおばあちゃんが、そのあとずっと、右手にはめていました。
金と銀の、結婚指輪。
おじいちゃんは指輪を何時もしている人だったんだね。

厳しい人だったと人はいうけど、
わたしには何時も優しかったよ。
つる、よく折ってくれたよね。
ちょっと不恰好なくちばしだったけど。



おじいちゃん。
おじいちゃんの背なかから見上げた夜空は、何時も晴れていて、
もやっとした雲のようなものが見えていました。
ずっと後になって、知ったの。
それが天の川だって。


わたしは、おじいちゃんのこととってもよく覚えている。
本当に色んなことを、たくさん覚えている。
もっと前のことから、色々覚えている。

でも、その事は誰も、知らない。

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テーマ : ヒトリゴト
ジャンル : 小説・文学

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お返事

子供時代の思い出。いろいろあるよぉ。
印象深かったのは……ここじゃいえないな(苦笑)

小さい頃の記憶が殆んどない人もいますよね。
そういう人は幸せな人だって聞いたことがあるよ。

私は、これまで一度も思い出したことが無い記憶が突然糸を手繰るように出てくることがあって、
ああ、そういう意味だったんだなって謎が解ける(あまり嬉しくはないことなんだけど)ことが時々あるんです。

人間はもしかしたら、経験したすべてのことを脳にしまいこんでいるのかもすれないなって、感じるくらいにね。

ひととのつながりは、タマシイのつながり。
きっとおじい様もおばあ様も、そばで見守ってくださっているに違いありませんよね。
私もそういう感覚、もってるよ。見守られているって。

おかえりなさい。(笑)

おじいちゃんの思い出。
一瞬の煌きが胸に深く濃い思い出として残る・・・。
それは心象イメージに近いのかもしれないけれど、素敵なことですね。
覚えている誰かが居る限り、ヒトはそこに生きているのかもしれません。
家族にしか解からなくていいこと、沢山ありますから。

私には父方母方の2人とも生まれる前に亡くなっているので祖父の
思い出はありません。
なので甥っ子達が我が父に「じいちゃん、じいちゃん」となつく姿が
とても微笑ましくも羨ましくなります。
sidetitleこういうものですsidetitle

えめる。

Author:えめる。
ネコの心のえめる。です。
同じ名前の人がいつの間にか
チラホラいるようなので
。を付けました

ねこ人間のプロトタイプ
品質最低で^・ω・^すまんね。
いちおう言っとくけど
永遠の22歳ニャからね。
ハートがっ。


ちなみに脳内は5才くらい
ほんとすまんね。

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