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ゴオルデンというよりも

     ゴオルデンというよりも、五月病まじかなあなた。

          はい。えめるのことですニャよ。

        そんな私に自らがお送りする、

     まことに自分勝手な更新です。  あ、帰っちゃいやニャ~。

          前回のバトンの答えを、もう少ぉしだけ、

    広げてみようという、自己満足の企画です。 あ、待ってぇ~。

             なんじゃそりゃという方は、前回の記事を見てほしいニャ。

 お前のジコマンに付き合う気は無いニャとおっしゃる方には、

                        【はじめの目次くん】待機してるのニャ。行ってやってくださいね。

     

 僕らは、明日を蹴飛ばした。

その先には、無限という観念をはるかに超えた空間が、

ぽっかりと口を開け、僕が放ったボールを飲み込んだ。

 

 「おいっ、ボールどうした?……」

 先に、加藤がかすれた声で聞いてきた。

僕は唖然としたまま、首を横に振った。

 僕と加藤の蹴ったボールは、ゴールを大きく飛び越えて、 

金網のフェンスにぶち当たるはずだった。

それが何の障害もなかったように、いきなり消えたのだ。

 その闇は、宙に浮かぶ巨大なネコの目の光採のようだった。

いったい何時からそこにあったんだろう。

こうしている見ている間にも、真っ黒な光彩がじわじわと幅を広げ、

大きさを増しているのがわる。

 

「あっ、なになに? 林んなか入っちゃった?」

 能天気な声がして、見事シュートを決めた原が僕たちに近づいてきた。

 「あれ見て…」

 僕は視線を動かさず、アゴで示した。

そうしている間にも、その異様な空間は大きさを変え、

成長していた。

 

 ゴール裏のフェンスは、薄暗い林を後ろに控えていて、

その上部に、その黒いものはあった。

それに気が付いた原が、転がっていたボールを地面に据えた。

「なんであんな所に、黒い垂れ幕なんか引っ掛ってんの、よッと!」

 

 原の全国レベルのシュートが、真っ直ぐ飛び、

頂点を過ぎたところで音もなく、闇に吸い込まれていった。

 

「マジ?……」

そう言うと原は、バッグから携帯を取り出し、画面を見ながら近づいた。

「おい、よせよっ」

「へーきだよ。何だかわからねえけどさっ、

なあ! これってひょっとして、あの世の入り口とかじゃねえ?

これ、ツカモッちゃんに頼めば、高く売れるぞ!」

興奮した様子でゴールに近寄っていく。

 ゴールポストを覆うほどに大きくなった闇は、更に濃さをまし、

よく見ると、その表面がまるで液体のようにゆるやかに波を打っていた。

 

「うわっ、これ、すげえよ!」

 原が近づくにつれて、その動きは小さなさざ波のようになった。

なんだこれ。まるで、目前に近づいてきた獲物を喜んでいるみたいだ。

「原ッ! 戻れっ、戻るんだッ!」

 

 原は画面に夢中で聞こえていないのか、立ち止まる気配がなかった。

僕は焦って駆け出した。

その時気が付いた。

ますます大きくなった暗黒は、

表面が盛り上がり、いまにも穴の淵からあふれ出て来そうじゃないか。

突然僕は、旋律を覚えた。

と見る間もなく、その黒いものがすごい勢いで、原にむかって伸びた。

「原ーッ!」

僕は夢中で、からだ半分しか見えなくなった原の足に

思いっきりジャンプした。

目の前の原の足が、バタバタと激しく動いて、

僕の右手が跳ね除けられた。

 

 それは一瞬の出来事だった。

気が付いたときには、原の姿も、闇も、気配すら残さず消えていた。

 

 僕はどのくらいの時間、そこにそうやって座り込んでいたのだろう。

加藤の存在も忘れていた。

「しっかりしろ!」

 腕を掴まれ、はっと我に返った僕は、

加藤の顔を見上げると、一気に恐怖がよみがえってきた。

体中の力が抜けてしまった僕は、

加藤の腕にしがみ付くようにして立ち上がると、

ふらつく足を何とか動かして、

校門に向かってむちゃくちゃに走った。

 

 大声を上げて走りながら、脳裏では、大きく広げた僕の右手と、

暗黒から突き出した原の片足から、

ナイキがとんでいく光景が、

何度もフラッシュバックしていた。

どうかこれが全部、夢であってくれ!

 

 加藤の家の前まで走り続けて、やっと立ち止まった僕たちは、

互いの顔を見合わせた。

 「とにかく、家に入ろう」

 

 カギを開けて、しんとした加藤の家に入る時、

またあの場面が思い浮かんで、思わず目を閉じた。

「お前、大丈夫か? 顔が真っ青だぜ」

そういう加藤も、真っ青だった。

 

 さっきまで、僕たちは汗臭い頭を寄せ合って、 

明日に迫ったサッカー試合の最後の戦略を練っていたのだった。

 相手の鉄壁のディフェンスをいかにして崩そう、

そんな事を、真剣に考えていたっけ。

輝かしくも平和な日々が、いきなり終りを告げたみたいだった。

サッカーに全てを懸けていると思い込んでいたのが、

とても遠い日のように思えて

いつの間にか涙があふれてきた。

加藤も同じだったと見え、うつむいたまま

その肩が少し震えていた。

 

 こうしている間にも、原はあの暗黒で一人、

いったいどんな目に会っているのか。

だがその時の僕には、それを深く考える勇気がなかった。

最後の原のバタついた足が、

あまり楽観的な考えは出来ないことを示すようで、

恐ろしくてたまらなかったのだ。

 

うひゃあ。こんな事になるなんて!

怖いですニャ。

この先どうなるんでしょうね。

別に続かないんですけど。いつか書くかもです。

 

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Re: いき♂ さんへ

ん?
いき♂ さんにまでそう言われちゃうとニャ。
なんか、とてもフワフワな毛の気分になりますニャよ~。
ネコ冥利に尽きるのニャ。(よくわかんないですか?それでいいんですよ)

ということで、つぎの五月病企画ので出しは、
何だか忘れたけど、
そうそう、爪の先に凍った花が咲いたというのに決まり。

くすっ★

む?
ペカリさんだけじゃないですよ。
私も続き読みたいニャ!
まあ、連休中には書いてくださるでしょう。 てへ☆

Re: ペカリさんへ

え? これは、自己満足の企画だから、つぎ何時書くかわからニャイです。ごめんね。

引っ張ってるつもりじゃなかったけど、でも、もしかして、10の3剰位の確率で、
続きが読みたいって、思ってくれたんですか?
だったら、うはあ~。ウレシス……。
こんなにえめるを喜ばせて、どうしようって言うんですニャ~。

というわけで、次回はバトンの2問目でいくのニャね~。
冷たい女でごめんにゃ。

ペカリさんが、ネコ耳としっぽつけてきたら、本物と間違えちゃうかもですねぇ。
(*^▽^*)

ありゃ、ひっぱるなあ~。昔のテレビ番組も引っ張って引っ張って、引っ張って(3回言った)最後になんだったんだってのがあったけど、川口浩探検隊だったかな?
まあ、連休中には書いてくださるでしょう。

あっ、マロンをありがとうございました。いい思いをしたそうでうらやましい。猫になりたい。あー、なりたい。
sidetitleこういうものですsidetitle

えめる。

Author:えめる。
ネコの心のえめる。です。
同じ名前の人がいつの間にか
チラホラいるようなので
。を付けました

ねこ人間のプロトタイプ
品質最低で^・ω・^すまんね。
いちおう言っとくけど
永遠の22歳ニャからね。
ハートがっ。


ちなみに脳内は5才くらい
ほんとすまんね。

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